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コンビニ・エバポ 第34弾

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

諦めていたDMSOが濃縮乾固出来るようになりました。今ではサンプルを繰り返し使用することが出来ます!!

今回、 天然物の構造解析の研究で、コンビニ・エバポ C1をご使用頂いている 静岡県立大学 助教 本田 沙理 先生に弊社製品へのご意見やご要望を伺ってきました。
(インタビュー先:静岡県立大学 食品栄養科学部 食品生命科学科 食品分析化学研究室 助教  本田 沙理 先生

本田先生の研究内容

研究対象は主に植物ポリフェノールです。MSやNMRなどの機器による構造解析や抗酸化活性や酵素阻害試験など機能性評価も行っています。濃縮は、MSにかける前や、NMR測定後の化合物をバイアルへ移して行っています。

コンビニ・エバポ導入のきっかけ

熊澤先生(同研究室 教授)からカタログを見せていただいたのがきっかけです。先生の知人がコンビニ・エバポのユーザーズボイスに掲載されていることに気づき連絡をとって確認してくださったようです。「DMSOも飛ばせるみたい」とカタログ回覧時初めて知りました。

コンビニ・エバポ 活用方法

DMSO溶媒を使ったNMRチューブからの成分の回収や、質量分析の前処理などで有機溶媒の乾固作業に良く使います。ほぼ毎日、研究室のメンバー3~4人が交代で使用しています。
窒素雰囲気下ではまだ行っていませんが、「コンビニ・エバポC1」は窒素置換が出来るので酸化が気になるサンプルを濃縮する際に使用したいと思っています。ポリフェノールは酸化されやすいものが多く酸化物は色がつきますし、壊れやすいものが多いので期待しています。

導入による変化

<導入前の課題>

これまではNMR測定後のDMSO溶媒中の試料は回収が困難でしたので、NMR測定後はとりあえずそのまま冷凍保存していました。

<導入後の改善点>

しかし乾固出来るようになったことで、DMSOの濃縮が出来るようになりました。気兼ねなくDMSOを使えるようになり、貴重なサンプルが回収できるようになりました。

 

取材者のコメント

今回、お話を伺った本田先生は、(植物資源ポリフェノールの機能性発現機構の解析)を研究テーマに取り組んでおられましたが、今までNMRチューブからの成分回収したDMSOの取扱いが課題となっていました。コンビニ・エバポC1を導入することでDMSOが飛ばせるようになり、以前より気軽にDMSOを使用できるようになったことに大きなメリットを感じていただけました。

まだ導入して数ヶ月ですが、研究室のメンバーの皆様が毎日交代で使用していただいている話も伺い嬉しく思いました。
(取材担当:渡辺・大竹)

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