DMSO、DMF、水などの高沸点溶媒も楽々濃縮!
コンビニ・エバポシリーズの特長3
DMSOやDMF、水などの留去が困難な高沸点溶媒を効率的に濃縮、いままで諦めていた溶媒も楽々濃縮。
こんな方必見
- DMSOやDMF、水などの留去が困難な溶媒を濃縮したい方
- 試料を高温で加熱することなく濃縮したい方
コンビニ・エバポは、世界初の濃縮法・VVC法(※)により、従来、濃縮が難しい/手間と言われてきたDMSOやDMFの除去が可能です。
使用した後の分液や凍結乾燥が大変だから…と、DMSOやDMFを利用することを諦めていませんか?
コンビニ・エバポなら、諦めていた溶媒も楽々濃縮できるから、使用できる溶媒の幅が広がります。
実際、「DMSO・DMFが除去できる」ことを理由に導入いただく事例が半数以上です。
ケミカルバイオロジー、錯体化学、材料科学、食品分析、分析化学、バイオイメージング、NMRでDMSOを用いた際のサンプル回収など幅広い分野・用途で導入されています。
※VVC法:Vacuum Vortex Concentration法
デモ依頼・ご質問等受け付けております
なぜ、DMSOを除去できるのか?
コンビニ・エバポが採用するVVC法による吸引式ボルテックス濃縮により、除去が可能になりました。
特殊な濃縮栓「Spiral Plug」が作り出す螺旋気流が迅速な溶媒の除去をサポートしています。
吸引式ボルテックス濃縮の原理
①ポンプによる真空吸引
従来型のロータリーエバポレーター等と同様に、真空ポンプで吸引を開始します。
②Spiral Plug のスリットから大気ガスが流入
Spiral Plugには特殊な溝(スリット)が彫られています。真空ポンプによる吸引を開始すると、周囲のガスがこのスリット部分を通過して容器内に流入します。
③特殊スリットにより螺旋気流が発生
流入したガスは容器内で螺旋を描き、容器内に気流を発生させます。
④試料が攪拌され表面積が増加
発生した螺旋気流により、容器内の試料が撹拌されます。そして、撹拌された試料の表面積が増加します。
⑤溶媒の揮発が促進
螺旋気流による表面積の増加によって、揮発が促進される特殊な技術です。
*Smart Evaporatorは、コンビニ・エバポの英名です。
濃縮速度表
20㎖バイアルに5㎖のDMSO、DMFを濃縮した際の速度例は下記です。容易に濃縮しづらいDMSOが、わずか3時間強で濃縮できます。(※ガス置換したデータです)
溶媒/容量 | ポンプ流量 | 40℃ | 70℃ |
---|---|---|---|
水/5㎖ (20㎖ バイアル) | 29〜30ℓ/min | 49分 | 28分 |
DMF/5㎖ (20㎖ バイアル) | 20〜30ℓ/min | 43分 | 24分 |
DMSO/5㎖ (20㎖ バイアル) | 23〜30ℓ/min | 195分 | 69分 |
NMP/5㎖ (20㎖ バイアル) | 25〜30ℓ/min | 未測定 | 71分 |
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