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緑茶のレトロネーザルアロマ解析

アプリケーション

目的

多目的イオン源ChemZoを用いて、緑茶の分析を行った。

実験方法

イオン源  ChemZo バイオクロマト社製
質量分析計 compact QTOF Bruker社製
測定方法  抹茶(緑)ティーパックA(赤)ティーパックB(青)の3種類のお茶60mlを飲用、2分間呼気を測定。
解析方法   Spectra ScopeのRetronasal Plusを用いて3種類のお茶から特徴的な香気成分が検出できるか確認してみた。

結果

抹茶からはm/z=181.1236のイオンが強く検出された。組成解析の結果、C11H16O2であることが分かった。お茶に含まれる成分として、ジヒドロアクチニジオリドと推測した。昇温加熱による結果では、マーカー分子が高い温度で検出されているため、レトロネーザルアロマ測定においても喫食後、口中に長く残っていると思われる。
ChemZoは気体・液体・固体の全ての測定に対応しているため、食品を直接喫食しながらレトロネーザルアロマ分析を行った後、見つかったマーカーイオンに対して、前処理することなく昇温加熱による直接測定で確認することができる。


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