多目的イオン源”ChemZo”によるポンプの排気成分の分析
アプリケーション
目的
レトロネーザルアロマ以外の活用例としてChemZoイオン源の気体のリアルタイム測定によるダイアフラムポンプの排気を測定した。
材料分野でも気体のリアルタイム測定が有効であることをご紹介したい。
実験方法
イオン源 : ChemZo バイオクロマト社製
質量分析計 : compact Bruker社製
解析方法
Spectra ScopeのIDS(Intelligent Data Subtraction)により差分解析を行い、ポンプON時のみ見られるピークを特定。
Compound Searchによるデータベース検索で化合物を推定した。
結果
Fig.2にポンプON時のマススペクトルを示す。ダイアフラムポンプのメンブレン由来と思われる可塑剤などのピークが検出された.
Fig.3にCompound Searchによる検索結果を示した. m/z=217.1064についてはデータベースに該当がなかったため、精密質量による組成解析結果を掲載した。
前処理およびカラムの分離時間がないため、測定と化合物の推定を含めて5分程度で完了する。
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