コンビニ・エバポ第21弾
導入事例紹介(ユーザーズボイス)
これまでロータリーエバポレーターを使用した際に3日~4日かけて濃縮していた作業がコンビニ・エバポC10を使用すると、約2時間で飛ばせるようになりました!!
今回は、化学材料の開発でコンビニ・エバポC10をご使用頂いているメーカー様にお話を伺いました。
(インタビュー先:化学材料メーカー 研究開発部門 S様)
S様の研究内容
- 我々は自社製品開発のため、アスファルトと溶剤の複合材料に関する研究を行っています。
コンビニ・エバポC10の活用方法
<導入の目的>
- 我々が研究している複合材料を製品化するためには、最終的に脱溶剤を行う工程が必要と考えています。
そのため、ラボ実験の効率を大幅に向上させるためコンビニ・エバポC10を導入しました。
<容器・容量等の実験条件>
- 100mlスクリュー管に入っている50ccほどのサンプルを60℃で設定しながら濃縮しています。
コンビニ・エバポC10では、一度に最大10個のサンプルを処理できるので、おおよそ2時間位の稼働時間です。
その作業を1週間で5回行っています。
実際使ってみて感じたこと
<デモ機の使用>
- デモができるのであればと軽い気持ちで依頼してみたのですが、予想以上に使い勝手が良かったため、直ぐ購入したいと思いました。
これまでロータリーエバポレーターで、10個のサンプルを処理する際には、フラスコ1つで行うと3日~4日もの日数がかかっていた作業が2時間で済むようになり、突沸リスクも無く、作業時間の効率化と安心を得られる有用性を感じました。
<コンビニ・エバポC10>
- 10個のサンプルを一度に処理出来る事が効率化に繋がりました。
というのも処理検数を増やすことが製品化への近道と考えているため、50ccほどの少量のサンプルで何度も検証していく必要があると考えていましたので、有効に活用できていると感じています。
実は、導入以前は、ロータリーエバポレーターを2台購入したばかりだったのですが、代理店さんからカタログを見せてもらった時に、濃縮原理も見たことがない方法だったので、直ぐにデモをしてみたいと感じました。
<ご要望>
- 我々の研究が無事に製品化となれば、2~3年後にはトン単位で製造されるようになるものもあります。そのためには、コンビニ・エバポの吸引式ボルテックス濃縮原理を生かした、工場スケール対応の装置が必要になってくると感じております。このスケールアップ対応について、是非、ご検討頂きたいと考えております。
取材者のコメント
今回お話を伺ったS様は、新材料を開発するため、これまでロータリーエバポレーターで10個のサンプルの場合3日~4日かけて飛ばしていました。一度に複数のサンプルを処理できるコンビニ・エバポC10の場合だと、約2時間で10個を飛ばせるようになったこと、突沸リスクが無いことからロータリーエバポレーターの使用経験者でなくても、安心して作業を行えることから、製品化への近道を実現できた良い事例となりました。
(取材担当:菊地)
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