ひのきの”香り板”の測定 | 理化学製品の株式会社バイオクロマト | 理化学製品の株式会社バイオクロマト

ひのきの”香り板”の測定

アプリケーション

 

ひのきの間伐材に、ひのきオイルを染み込ませた「ひのきの香り板」とその「パッケージ」の分析結果をご紹介します。ひのき大&小

 

 

 

 

 

パッケージの分析結果ビニール部分画像

パッケージの「透明部分」と「白色部」(右写真)を極微量切り取り、ionRocketを用いて分析しました。
昇温速度は100℃/min、分析時間は約7分です。
その結果、「透明部」からは数種類の添加剤を検出し、材質は主にPEと推測されました。
「白色部」からは、添加剤とポリブチレングリコールを検出し、材質は主にPEと推察されました。

 

パッケージ透明部分 「透明部」分析結果

 

 

パッケージ白色部 「白色部」分析結果

 

 

ひのき(香り板)の材料分析ひのき大のみ

ひのき(香り板)を極微量削り取り、ionRocketを用いて分析しました。
昇温速度は100℃/min、分析時間は約7分です。
その結果、香り板より、セルロース由来と推測されるイオンを検出しました。

ひのきの板の材料分析

ひのきの香り板分析結果

※セルロースに関する分析アプリケーションは、こちらにもご用意しております。ひのき香り入り画像

 

 

開封した瞬間の揮発性成分のフレーバーリリース挙動の測定結果

袋を開封した瞬間のフレーバーリリース挙動をVolatimeshipを用いて計測しました。
その結果が下図になります。ひのきのフレーバーリリース

開封した瞬間にm/z137のイオンを検出。m/z137はα-ピネン、D-リモネン等のテルペン系成分由来と推測されます。

 

 

デモ依頼・ご質問等受け付けております

「DART-MS分析用 昇温加熱デバイス ionRocket」についてはこちら

「DART-MS分析用 フレーバーリリース計測デバイス Volatimeship」についてはこちら

 

arrow_drop_up