プレートシール第6弾
導入事例紹介(ユーザーズボイス)
Slit Sealは繰り返しインジェクションしても揮発しにくい為、
金曜日に測定したサンプルでも月曜日に再測定が行えています
今回はRAPID Slit Sealをご購入頂いている研究者様にお話をお伺いして参りました。
(インタビュー先:製薬メーカー 薬物動態 K様)
K様の研究内容
- 私の在籍する薬物動態チームは、医療用の医薬品事業として独自性の高い製品、新薬の開発を主とした研究を行っています。
RAPID Slit Sealの活用方法
- 社内の依頼分析を受けてAgilent社のオートサンプラーを使用する際に、御社のプレートシールを使用しています。
- サンプル調整をした後、吸引濾過をして別プレートに移し替えた後、インジェクションするという工程ですね。RAPID Slit Sealはサンプルを吸引濾過した後に貼っています。
実際使ってみて感じたこと
- インジェクションした後に穴が閉じるので、オートサンプラー内で保存した後に、再測定が出来るのでとても役立っています。
- 再測定するまでの期間は依頼を受ける分析処理検数やサンプルの内容によりますが、例えば、金曜日にアセトニトリル溶媒300μL程度、4℃で保存しておき翌週の月曜日になっても揮発をせず残っているので、そこから再測定が可能です。この点はSlit Sealの一番の魅力ではないでしょうか。
導入による変化
<導入前の課題>
- 以前まではプレートにシリコンマットを採用していました。
- インジェクションが出来る点はRAPID Slit Sealと同様ですが、価格が高価な事もあり、5回程洗浄して使いまわして使用していた為、常にコンタミのリスクを懸念していました。
<導入後の改善点>
- 血液などの生体サンプルを扱う為、使い捨てシールの方が手間も無く結果的にコストも抑える事が出来ました。
- シリコンマットから完全にプレートシールへ切り替えをして、今はおかげさまでプレートシールはRAPID Slit Seal とRAPID EPSのみです。
- サンプル調整から移し替えるまでの間はコンタミのリスク回避と揮発防止でRAPID EPSで密閉しています。
プレートシールの在庫や管理状況
- 私のチームでは約10名が御社のプレートシールを使用しているので、温度管理下で在庫もストックしており、普段使用するものは常備試薬棚に保管されている状況ですね。研究所内には常に在庫が確保されていることになります。
取材者のコメント
医療用医薬品開発の為、薬物動態について研究されているK様は、血液などの生体サンプルを扱う事からもコンタミのリスクを常に感じておられました。
RAPID EPSは打ち抜き用途としてではなく、ウェルの密封や保存の目的で貼り、その後オートサンプラーでインジェクションする際にはRAPID Slit Sealに使い分けて分析を行っているそうです。
また、従来のシリコンマットではおおよそ5回程まで洗浄し、繰り返し使用しておりましたが、サンプル処理数も増えて来た為、96ウェルプレートで分析をするようになったことや使い捨てによるコンタミのリスク回避からプレートシールへの切り替えをして頂きました。
現在は大変満足されているとのお言葉を頂きました。今後も弊社製品を宜しくお願い致します。
(取材担当:菊地)
デモ依頼・ご質問等受け付けております