プレートシール第5弾 | 理化学製品の株式会社バイオクロマト | 理化学製品の株式会社バイオクロマト

プレートシール第5弾

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

ADMEスクリーニングにおいてインジェクション可能な『EPS』
気密性の高い『CRS』が活躍しています

今回、創薬動態の研究をされておりRAPID EPSとRAPID CRSをご使用頂いているS様にお話を伺いました。
(インタビュー先:製薬メーカー ADMEスクリーニング S様)

 

プレートシールの活用目的

大量のサンプルをスクリーニングする際に、オートサンプラーの96ウェルや384ウェルのプレートに御社のシールを使用しています。

<具体的に使用する作業>

年間を通して定期的にシールを購入していますが、具体的な作業としては、試験用サンプルの保管、あるいは測定時に使用しています。Assayを行い作製したサンプルをLCのオートサンプラーで打ち抜きをする際など、EPSを貼りながら行っています。
最終的に測定終了後のサンプルをCRSに貼り換えて冷蔵庫で保管するといった流れになります。

導入前の課題と導入のきっかけ

<EPS>

当時はS社のシールを使用していましたが、インジェクションが出来ず、シリコンマットと併用をしていました。ただ、シリコンマットの打ち抜きを続けていくとスリット部分が汚れる為、コンタミ防止の為、洗浄する必要があり手間に感じていました。
また、シリコンマットは一枚あたりの価格も高く、更に5~6回程で交換となる為、コスト高になっておりました。更にアルミのヒートシートも検討したのですが、EPSと比較して使い勝手が思わしくありませんでした。

<CRS>

測定を終えたサンプルを冷蔵庫に大量保存しているのですが、サンプルから揮発しアセトニトリル臭が庫内に認められました。そこで気密性が高く、溶媒揮発防止に優れたCRSを試してみたところ冷蔵庫内に充満したアセトニトリル臭を見事に防ぐ事が出来ましたので、保存時用のシールとして採用致しました。

サンプル処理数が多くても活躍中

薬を開発する初期段階は、例え一つの化合物でも条件を変え、様々な評価項目を設けてひたすら振い分けをする必要があります。更に一番重要なのはコンタミしない事ですので、Assayの途中でもEPSを貼り換えたりしている為、使用枚数が増しています。
本当はサンプル10個処理してその10個が薬になれば良いのですが(笑)
余談にはなりますが、プレートなどは海外製を使用しているのですが、些細な印字ミスや
キズ、製品の中身が空っぽだったりすることが多々あります。その都度、返品しなければならず手間になっているのですが、御社の製品は日本製である為にそういった問題が無く、安心して使用出来ていますよ。
 

取材者のコメント

医薬品開発の初期段階でADMEスクリーニングをされているS様にお話を伺って参りました。96穴と384穴のウェルプレートに入った大量のサンプルから将来薬となる化合評価で日々、振い分けに取り組んでおられました。
その中で『EPS』の貼りながらLCで打ち抜き可能な特徴により、今までのシリコンマットの洗浄の手間が無くなり、その後の冷蔵庫内に大量保管されているサンプルから発生するアセトニトリル臭を『CRS』の高い気密性で防ぐ事で、S様の日々の研究環境を向上する事が出来たのではないかと、感じました。
(取材担当:菊地)

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