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コンビニ・エバポ第15弾

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

水も効率良く濃縮!固体サンプルの濃縮も対応!

今回、コンビニ・エバポC1についてお伺いさせて頂いたのは、某機械メーカーにお勤めの
有機合成化学分野の研究をしているY様です。是非ご覧下さい。
(インタビュー先:某機械メーカー 材料アプリケーション開発 Y様)

Y様の研究テーマ

研究テーマとしては材料・エネルギーに関わる内容です。
様々な機械を製造しています。私の場合は光や熱をどう有効的に使うかを模索していき、新しい材料の開発や既存材料の改良を行っているのですが、その材料が組み込まれて新しい製品となっていきます。
例えばある製品は、熱を溜める目的でコントロール出来るような材料や、熱のロスを減らす為の材料が組み込まれているのですが、光や熱をいかに有効的に使うかを日々模索しています。

コンビニ・エバポの活用方法

主に合成するときの濃縮や測定する際、溶媒を洗い取る目的で使用しています。
まず溶媒は主に「水」が多く、他に「イソプロピル」、「アセトン」なども使用します。
容量は5mlもしくは10mlといった少量を乾固させており、それぞれ10ml、20ml、50mlといった
サイズの保存容器のサンプル管を合成時も分析時も使用しています。

コンビニ・エバポ導入前の課題

通常の大容量の濃縮もありますので、ロータリーエバポレーターを使用していました。
今も濃縮容量によって併用で使用しておりますが、少量(5ml~10ml)なのに大きなフラスコだと最後に残ったものを回収するのに手間がかかりました

コンビニ・エバポ導入後の改善点

コンビニ・エバポは真空ポンプに接続するだけの簡単なシステムで、なおかつ装置がコンパクトな為、従来のロータリーエバポレーターの作業後のフラスコの配置といったスペースにこだわる必要がありません
また「水」は濃縮するのに時間がかかるので、凍結乾燥機に切り替えたりしていたのですが、
途中で溶けてしまい、やり直しやロータリーエバポレーターと設置場所が違う為、作業を一か所で行う事が出来ずに、全体的に大がかりな作業になっていましたが、今ではそのような心配をする必要が無くなりました。
更に、数人でほぼ毎日使用し半日以上かけていた「水」の濃縮作業が、コンビニ・エバポの場合は、作業開始から2時間程放置しておくだけで済むので、効率化に繋がりました。
生産性を上げるには作業効率が重要ですし、コスト面で価格的にも手頃でしたので購入に至りましたね。
ただ、コンビニ・エバポの原理は気流を発生させ撹拌するものですが、固体サンプル(乾燥すると粉状になる)が舞ってしまうのではないか、といったロータリーエバポレーターとは違った懸念をしていましたが、実際にデモをしてみるとそのようなこともなかったので、安心しました。

使用して感じるコンビニ・エバポの課題

う~ん。サンプルは割と何種類も作る事が多いので、一度に3検体位出来れば良いなと思う時がありますね。
あとは真空ポンプやトラップも一体型だと良いなと個人的には思います。
(※ただ、一体型の場合は一か所が壊れた場合に装置一式が使用出来なくなるケース等があります。
コンビニ・エバポはそのような点も考慮されており、安心感を与えるといった目的もあります。
一度に多数サンプル処理には、是非「コンビニ・エバポC10」も絶賛販売中ですので、今後も宜しくお願い致します。)

取材者のコメント

Y様は、材料アプリケーションの開発をテーマに少量の合成や分析でコンビニ・エバポを
使用して下さっておりました。

なかでも水を使用した濃縮では、ロータリーエバポレーターや凍結乾燥機と比較しても
作業効率が向上したと仰って頂けました。
また、Y様は「粉状の固体サンプルでも安心して濃縮出来ました」と貴重なお言葉を頂きました。

研究対象が固体サンプルの濃縮だからコンビニ・エバポの原理はちょっと…という方がおりましたら
改めてご検討頂けたら幸いです。
また、フラスコの置き場所等の作業スペースを考える必要が無くなり、保存用のサンプル管で
そのまま作業が出来る、水でも手間をかけずに濃縮出来る、といったコンビニ・エバポに由来した
「気軽に使えて簡単便利」といった代名詞が、より一層相応しくなってきたのではないかと、
改めて感じさせて頂く機会となりました。(取材担当:菊地)

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