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コンビニ・エバポ 第43弾

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

50mL遠沈管のまま、簡単に濃縮できました! HPLCの前処理でサンプル数が増えても、多検体同時処理ができて安心です。

今回は、植物工場事業を行っていらっしゃる、某メーカー A社 K 様にお話を伺いました。

K 様の研究内容

植物工場は、省資源であることや、天候に影響されずに安定的に野菜が採れる事などに加え、栽培環境の調整による機能性成分向上という価値があります。

私の業務としては、HPLCを用いて、植物工場で栽培された野菜中の機能性成分の探索・解析を行っております。

コンビニ・エバポ導入のきっかけ・導入後の作業について

新しくHPLCを用いて分析を始めることとなり、サンプル前処理(溶媒の留去/濃縮)の方法を検討していました。

その際に、代理店の方がコンビニ・エバポのカタログを持ってきてくれて、突沸せず好きな容器を自由に使える点に興味を持ちました。

実際にバイオクロマト社に訪問し、自社サンプルを持参してコンビニ・エバポK4のデモ機で濃縮作業を行ってみたところ、操作がとても簡単でした!

今まで濃縮装置を触ったことがなかったので、簡単に使えるということは、機器選定において重要な点でした。

尚且つ、4サンプル同時に濃縮作業が可能な点も魅力に感じて、導入を決めました。

<濃縮する際の実験条件>

設置箇所:実験室のドラフト内に設置しています。ポンプから排気ホースを伸ばし、本体とホースの先をドラフトにいれています。

溶媒名/溶媒量:80%エタノール、エーテル 各10mL

容器種類/容器容量:50mL遠沈管

温度設定:70℃

作業時間:80%エタノールは1時間、エーテルは5分程で濃縮できています。※エタノールには水が含まれているため、時間がかかっています。

コンビニ・エバポを使ってみて感じたこと

<利点>

■操作が簡単なので、初めて濃縮装置を触る方にもおすすめ

■同時に複数サンプル濃縮できるので今後サンプルが増えても安心

■遠沈管など好きな容器をそのまま濃縮にかけることができるため作業工数が削減される

<課題>

■濃縮完了時間がだいたい分かってきたので、濃縮が終わるころにタイマーで自動ストップ出来る機能があるといい

■バルブを解放させて気流を調整する際、目安のようなものがほしい

■ビーズがこぼれてしまうのが気になる

 

取材者のコメント

この度はご多用の中、インタビューへのご協力をいただき誠にありがとうございました。

植物工場の新たな付加価値として、生産した野菜の機能性成分を探索されているというとても意義のあるご研究に、コンビニ・エバポがお役に立てている事を光栄に思っております。
また、自動ストップタイマー、気流調整の目安、ビーズがこぼれてしまう点につきまして、ご意見をいただきありがとうございました。
すぐにご対応できるところとしましては、ビーズバス部分を、50mL遠沈管のサイズで穴を空けた特注のブロックに置き換えて頂く事はいかがかと思っております。今後さらに野菜の種類や収穫量も増えていき、分析サンプルも増えるご予定とのことですので、引き続きご研究の工数削減に寄与出来ましたら幸いです。
今後もご期待に応えられるよう努めて参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

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