コンビニ・エバポ 第10弾
導入事例紹介(ユーザーズボイス)
バイアルや遠沈管の濃縮乾固に効果的ですね
今回インタビューをさせて頂きました熊本先生は抗生物質や植物由来の生理活性化合物の合成などの研究をされております。
コンビニ・エバポC1を購入して頂いた経緯と感想をお伺いしました。
(インタビュー先:武蔵野大学 薬学部 薬学科 有機合成化学 熊本 卓哉 教授)
コンビニ・エバポC1の活用方法
- 最初はサンプルをロータリーエバポレータである程度の量を濃縮します。
そのあと少量になった時点でナスフラスコからバイアルに移し替えて最終的な乾固の時に使用しますね。
<溶媒の種類>
- 塩化メチレンや酢酸エチルなど低沸点の溶媒を使用していますね。
<容器>
- 実験によって使用する容器は変えますからね。
その中でガラス製の遠沈管を使用して再結晶することが多いのですが、遠沈管に対応しているので助かります。
この容器に対応している濃縮装置はあまりないですからね。
ロータリーエバポレータみたいに減圧させて使用すると、管が細いので非常に突沸しやすいのと、樹脂の容器の場合は変形してしまいますからね。
遠沈管がアルミビーズに刺さってぐらつかないのも安心です。
実際使ってみて感じたこと
- 濃縮の機構が密閉系ではないので、低沸点溶媒が突沸をしないのが素晴らしいですよね。
- 私が学生の頃に使用していた濃縮器に似ていて親しみがありますね。
- 濃縮栓ではなく、構造としては留去管の栓からキャピラリーより細い管を通してアスピレータで吸引して使用する器械でした。
例えるならクライゼンを使った蒸留装置です。
管が細いので容器内が減圧されるのですが、その細い管からフレッシュな空気が入ってくるので少量残っている溶媒を追い出してくれます。
また、出てくる気泡で撹拌も効いて突沸が起きにくいんですよ。 - コンビニ・エバポC1を見た時、原理的には同じだと思いましたね。
ただ私が学生の頃に使用していた装置よりもコンパクトサイズですし、簡単操作で色々な容器でサンプルが回収できて、本当にいい装置だと感じました。
取材者のコメント
武蔵野大学熊本先生は少量サンプルの濃縮時にご使用頂いているそうです。再結晶時にはガラス製の遠沈管を使用するので、その際にはコンビニ・エバポC1を必ずご使用頂いているそうです。
弊社のコンビニ・エバポC1は15 ml、50 ml 両方の遠沈管に対応しています。皆様の周りで、遠沈管で濃縮したいと考えている方がいましたら、是非一度デモを勧めてみてください。 (取材担当:徳永)
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